http://www.ldh-corp.co.jp/company/
全ての事業を切り離しているので、もはや抜け殻のような状態で訴訟対応だけしていたのかな。
それが今度の臨時株主総会で解散に関する議案を決議するということで、きっと可決されるのでしょう。
ライブドアが上場廃止になるときには活発な売買が行われてマネーゲームになっていましたが、終盤では概ねPBR1倍未満の水準だったと記憶しています。
会社が解散すれば投資額以上のお金が返ってくるという水準なんだけど、訴訟が起こされていたりしているので不透明な部分もある、という状況でした。
創業者が株を手放したり、他の金融機関が大量に株を取得したりと、大株主の構成もかなり変わりました。
そして、訴訟や事業の売却が1段落したころから資本剰余金の配当で会社の規模を小さくしていって、現在に至っています。
ということで、気になるのは、LDH(元livedoor)への投資は最終的に割に合うのか、ということです。
ざっと有価証券報告書を見てみたところでは、上場廃止してからは4回資本剰余金の配当が行われているようです。
2009年6月30日 | 6,500 |
2009年11月5日 | 1,600 |
2010年6月24日 | 2,500 |
2011年2月14日 | 800 |
2011年5月17日 | 400 |
計 | 11,800 |
また、平成23年3月期の1株当たり純資産額は1,473.82円となっているので、合計すると13,000円程度になりそうです。
ちなみに、上場が廃止された年度の高値は785円、安値は61円、取引最終日の終値が94円となっています。
上場廃止後に100株を1株に併合しているので、取得には最低でも6,100円かかっているということですね。
最終日の終値で購入したとしても利益が出そうです。
かくいう私は少し赤字。もうちょっと待ってから買っていればね・・・
そうはいっても、この会社はいろんなことをやってくれたので、勉強になりました。
思い出せるところでは、上場廃止に伴う株券発行、株式併合、株券不発行制度の導入に伴う株券の廃止、資本剰余金の配当などなど。
勉強した内容を実際に体験する機会なんてそうそうないですからね。
資本剰余金が配当されたときは、どうやって家計簿につけたらいいのか悩んだものです。
結局、すっきりした結論は出ていないんですけどね。妥協案程度で。
記録の仕方については長くなりそうなので別記事にします。
追記:
残余財産の分配が行われました。
上場廃止後に行われた資本剰余金の配当は、以下のようになりました。
2009年6月30日 | 6,500 |
2009年11月5日 | 1,600 |
2010年6月24日 | 2,500 |
2011年2月14日 | 800 |
2011年5月17日 | 400 |
2012年9月10日 | 1,134 |
計 | 12,934 |
平成23年3月期の1株当たり純資産額1,473.82円からは目減りしているんですね、やっぱり。
上場廃止直前に買った人にとっては、日経平均なんかよりもずっといい投資になりましたね。
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