2010年10月8日金曜日

iPod touchの印象をちょっとまとめてみる

ipodよりウォークマンが売れている?」という記事にもあるけど、iPhoneとiPod touchは異なるジャンルの商品になっている。
でも、どっちもiOSが入っている。

使ってみて改めて感じたのは、これは携帯メディアプレーヤーというジャンルの商品ではないということ。むしろ通信機能がないiPhoneというべき(通信機能がないのにPhoneという名前はおかしいけど)。
ちょうど、iPadのWi-Fiモデルの画面を小さくしたようなものかな。
つまり、


3G通信ができるWi-Fiのみ
画面が広いiPad
Wi-Fi + 3Gモデル
iPad
Wi-Fiモデル
画面が狭いiPhoneiPod touch

といった具合。

細かい印象については、
  • 画面はとにかくきれい。文字が全くつぶれていない。そして静電容量式のタッチパネルも使いやすい。
  • Safariはあまり安定していない印象。「Flick Typing」をやっているとよく落ちる。iOSでは他のブラウザを使うことができないのが気に入らない。
  • 標準のメモアプリは便利。メールアカウントの設定をしてあると自動的に同期される。知らずに使っていたけどGmailに「Notes」というラベルができていて驚いた。
  • フリック入力は便利なんだけど、文字入力のカーソルを移動させるのが困難。画面が小さいからタップするのは難しい、でもカーソルを表示させるのは無粋ということかな?
  • 実際のところ、アプリは有料のものが多い。無料のものであっても、有料アプリの体験版という位置づけのものも多い。ただ、広告を表示させることで無料になっているものもあるからうまく回っているのかもしれない。
  • 産経新聞のアプリは本当に全部読める。受信しておけばオフラインでも見られる!でも主張が偏向している。産経新聞だけを読み続けたことがなかったので認識していなかったけど、まあ仕方ない。産経新聞は自分の主張を広めるために無料にしているのか?
  • Wi-Fiがあれば通信はできるので、オフラインのときにデータを見る工夫をすれば(現状ではスクリーンショットをとっておくくらいだけど)、3G通信がなくても大して問題なし。
  • マップはストリートビューを使えないのであまり楽しめない。モバイルWi-Fiルーターを使えば、歩きながら使えて位置もうまく取得できるのだろうけど。
  • 周りを見ると、フリック入力はしていない人が多い。普通の携帯電話のようにキーをたたいている。タッチパネルの意味が半減しているでしょ・・・
「フリック入力だと思って普通の携帯と同じように(何回もキーをたたいて)入力している人が多い」 というような話を聞いたことがあったけど、確かにそのとおり。この間iPhoneを買った友達もフリック入力は知らなかったし。
私は自分の携帯ならば結構なスピードで入力できていると思うし、手元を見なくても打てるけど、そろそろフリック入力のスピードに負けている気がする。キーを何度も打つのは、「文字入力してる!」という自己満足があるけど、実際のアウトプットを見るとそうではないような。

アプリに関しては、製作者の「これで俺も一攫千金だ」的な思いを感じますね。
信長の野望・全国版」が1200円ってどういうことですか!スーパーファミコン版は17年も前に発売されているのに。KOEIの価格設定はおかしい。


さて、自分でどのようにiPod touchを使っているかというと、主に携帯端末としてですね。
「ちょっとネットで調べたいけど、パソコンつけるほどじゃない」という場面で活躍しています。他にはゲームとか・・・音楽はちょっとだけ。
逆説的だけど、大事なのはなるべく使わないようにすることだと思う。ネットにつながるとはいっても効率はパソコンよりも著しく劣るから。パソコンが使える環境ならば、そのほうがずっと効率がいい。
確かに外で使うには便利な端末だけれど、操作に無駄に時間をとられているだけなので、電車に乗っているときなんかは本を読んでいるほうがずっと生産的だと思う。


結論:iOSはよくできているけど、iPhoneは必要ない。iPhoneよりも安いコストでそれがわかったのでよかった。

iPhoneよりもずっと安いという点でiPod touchは魅力的かな。

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