やはり、フリーなソフト(厳密にはなんていったらいいんだろう?)と市販されていたソフトとの違いということなんでしょうね。
MicrosoftMoneyはGnuCashよりもずっと見栄えがいい。市販の家計簿ソフトはみんなそうですよね。
外見重視。親しみやすさ重視。
機能的な面では、GnuCashは複式簿記で財務管理をするソフトである一方で、MicrosoftMoneyは複式簿記ではあるけれども独自の仕様がいろいろと加わっているように感じます。
例えば、起動時の画面。
GnuCashでは、勘定科目ツリーが出てきます。
いきなり仕訳帳を開いて入力させるのではなくて、勘定科目を選んで入れられるという点で、紙ベースでの帳簿記入よりは使いやすくなっています。
そうはいっても、実に複式簿記らしいソフトで、簿記の勉強をした人ならばとっつきやすいはず。
とにかくシンプルですね。
MicrosoftMoneyでは、資産を基準にした表示になっているようです。
資産という箱に外からお金が入ってきたり(収益)、外に出て行ったり(費用)、箱同士で移動したりといったところですね。
複式簿記ではあるのですが、それを感じさせないように表示しているみたいです。
他の家計簿ソフトでも似たような表示になっていますよね。
通常は現金勘定が開かれた状態になっていて、他の資産はおまけのようになっているソフトが多いようですけど。
そのほかの違いとしては、MicrosoftMoneyには「支払先」という項目が用意されています。
勘定科目でもなければメモでもないもので、どう使えばいいのか迷ってしまいますね。
私の場合は、勘定科目を横断して集計したいときに入力していました。
例えば、「どこのスーパーで一番買い物をしているのか」が知りたいのであればスーパーの名前を入れますし、「スーパー」「100円ショップ」「ドラッグストア」「家電量販店」といった具合に分けると、どこでお菓子を購入しているのかが分かる、といった具合です。
ただ、FeliCa2Moneyを使っているうちに、「支払先」の項目はぐちゃぐちゃになってきてしまいましたが><
「品名」という項目もありますね。取引の内訳を入力するときに出てきます。
通常の取引入力画面からは入れられないので、1つしか買わなかったときでも内訳から入力しなくてはいけないのか?と思ったりもしました。
費目と一緒に設定するようなので、 勘定科目のさらに下の階層という位置づけでもあるのでしょうか・・・
取引の分類がいろいろとできるのですが、なかなかうまく使えませんでした。
私の場合は、値段が気になるものだけ品名を入れておいて、あとで底値をチェックしたりしていました。
どちらにしても結局は「慣れ」なのですが、GnuCashの方が簿記のルールに忠実みたいなので、GnuCashに慣れていると他で役に立つこともあるかもしれません。
外見は会社の経理ソフトに近いですし。
0 件のコメント:
コメントを投稿